2017年2月13日月曜日

多数決

ドラッグストアに「ウエルシア」ってありますよね。

自分も周りの人も「ウェルシア(エが小さい)」と呼んでいる。

ある時、職場の、ちょっと頼りないというか、みんなにからかわれがちな男の子がいつも「ウエルシア(エが大きい)」と言っていたので、僕と何人かで「えー、ウェルシアだよね。読み方違ってるんじゃない?」とからかっていた。

その場にいる全員が「そう、ウェルシアだよ。」と同意していたので、彼も「そうか~、ウェル(エが小さい)だったんだね。」と納得していた。


しばらくして、用事でそのドラックストアに行き、店内放送のテーマソングみたいなのを聞いていると、なんと「みんなが集まるウエルシア~♪(エが大きい)」と言っているではないか。

なんということだ。

彼ひとりが正しかったのだ。

何となく職場の中で強い発言力がないというだけで、みんなに押し込められてしまった彼の正しさ。

きっと世の中はそんなことばかりなのだろう。

少数が力なく主張する正しい意見が、間違ったことを正しいと思い込んだ大衆にバカにされ、逆に間違ったこととして葬られていくのだ。

機会があったら、彼に謝らなくては。

ウエルシアのみなさん、変な話に使ってごめんねー。

2017年2月10日金曜日

編曲作業折り返し


静岡県郷土唱歌編曲。

やっと上巻14曲のアレンジを譜面に。

といっても、まずはこれをメンバーに見てもらい、その後、実際のアンサンブルでどうなるかを考えて行くわけだから、まだまだこれからだ。

下巻14曲はまだ手付かず。

大変だけど、編曲っていう作業は結構好きなんだな。

モチーフを引き立てるための絵画的な作業というのか、全体を空想していくというのか。

今晩のおいしい献立を考えるのにも、近いかもしれないね。


知らない間に子どもに落書きされたりしながらの、奮闘努力である。


ところで、この曲たちは戦前の静岡の情景を歌ったものだ。

郷愁を誘うような情景豊かな曲が多いが、中にはちょっとだけ、戦時中の兵隊さんや、体制についてうたった歌詞もある。

別に軍歌ではないし、戦争の良し悪しを明確にしたものではないので、そんなに深く気にするものでもないと思うが。

社会が何となく(部分的には強烈に)右傾化する今日このごろ。

何となくぎくしゃくと心に引っかかるニュースや情報とリンクする。

自分としては、古い地元の写真をめくっていくような気持ちで歌詞を読みながら、当時から脈々と続く、あるいは変化する景色と、人間の行いについて考えるきっかけになった。

結局、守らなければいけないものは、歌に描かれるような美しい自然と、こういった唱歌を朗らかに歌う子ども達だと思うのだ。

きざったらしいまとめ方でごめん。

2017年1月30日月曜日

謹慎中の話

インフルエンザにかかってしまい、自宅謹慎中である。

今日はもう大分よくなったので起きて何やらしているが、本人はよくても感染はするそうなので、仕事や人の集まるところには行けない。

いやはや、職場や、いろいろ約束をしていた方々にも迷惑をかけてしまい申し訳ないです。

皆様、体調にはお気をつけくださいね。


昨日一昨日は寝ているしかなかった。

寝ているしかないとなると、本を読むしかない。

かといって勉強するのもつらいので、物語ばかり読んでしまう。

「老人と海」ヘミングウェイ
「星の王子さま」サン=テグジュペリ
「小川未明童話集」小川未明

などというコテコテの名著ばかり読み直してしまったのだが、これが何と、不覚にもどれも涙腺に引っかかり、うるうるしながら過ごしていた。

面白いとは思っていたが、しばらくぶりに読んで、こんなに泣けるとは…(^^;)人間が変わったのかな~。



最近、大きな入所施設で、冬~春にかけて3~4ヶ月の間は外出してくれるな、と言われたという話を2件ほど聞いた。

1つは障がいの方、もうひとつはお年寄りの方で、違う施設である。

理由は、インフルエンザとノロ・ウイルスの感染を防ぐためだそうだ。

4ヶ月外出禁止!

え~、それって基本的人権に反してないか?と思う一方、確かに物凄い感染力は、体の弱い人にとっては命にも関わり兼ねないので、強引な予防線を張りたくなる施設側の気持ちもわからんでもない。

とはいえ、福祉の世界のルールって、自分も将来そこに入るかもしれないと、ほんとに考えて作ってんのかな、とよく思わされる今日このごろである。

2017年1月27日金曜日

味付け

子どもを育てていて、結構大きな変化だなあと思うことは、食事の味付けが薄くなったことだ。

離乳食が終わって大人と同じものを食べるようになると、一緒くたに子どもに合わせて作ってしまうので、それを食べ続けた結果、かなり薄味でも満足できるようになった。

今やほとんど、キッチンの塩のポットが減らないのだ。

実家も、自分で作る味付けも、わりと濃いほうだったんだけどね。


すると、些細な味付けにもとても敏感になった。

ちょっとした香辛料をすごく辛く感じたり、ファーストフードに舌がビリついたりする。


特に、妙に肉の臭みを感じるようになった。

「この肉古い?」

「ううん、今日買ったのだよ。」

というような会話がしょっちゅうである。


タバコもほぼ吸わなくなったし、コーヒー・酒などの量も大幅に減った。

そして今、かなり体の調子が良い。


ミュージシャンとしては、非常につまらない人間になってしまった…。



ところで、音楽ではどうか。

流行りの音楽は、コンプレッサーで音圧をねじ上げたり、複雑なアレンジを成立させるために、周波数を強引にいじったりして、かなりナチュラルではない音に仕上げられているものが多い。

歌詞も、何となく皆が思っていることを代弁すれば、名詞だともてはやされる。

それは食事で言えば、塩分やスパイス過多、化学調味料や、見た目を良くするための添加物などがたくさん入っている状態に近いのだと思う。

そして、まるでルーツ・ミュージックを丁寧に踏襲しているかのような防腐剤を噴霧してチェーン店の店頭に並べられる。


濃い味や添加物すべてが体に悪いわけではない。

過敏になって避けすぎるのもまたストレスの元だし、主張しすぎれば人間関係を悪化させたりもするものだ。

そもそも本当に体に悪いのかどうかも、意見が別れるところである。


でも、少し意識的に、もうちょっと自然な衝動で作られた音楽を聴くようにすると、耳が俄然冴えてきて、今までよりもずっと音楽が気持ちよく体に染み込んでいくんじゃないかな。

と思うのだ。


自然な音楽って何かって?

ジョン・ケージ 4分33秒 かなあ。

ごめんなさい、嘘です。


食事も音楽も、芸術の一部だと思うので、マーケティングの結果として利益のために製造された物しか選択できないのは、何にしろさびしいのだな。

2017年1月21日土曜日

編曲の妙

今、「静岡県郷土唱歌」という戦前の古い歌本の曲たちを編曲している。

やっとすべての楽譜からコードを起こして、デモを録音した。

いやー、時間がかかったけど、ここから編曲。

頑張るぞ。


1月~2月にかけてはライブも少ないので、集中してアレンジに取り組もうと思う。


古い曲をアレンジする時は、リズムやコードの解釈をどうするのかが、とても重要になってくる。

どんな曲でも重要だけど。

童謡や唱歌を無理にジャジーにしたり、無理やり6/8にしたり、妙にハネさせたりして、強引に今風にしようとしているのがあるが、かえってお年寄りは困ってしまうし、若い人は何だかよくわかってない、ということがよくある。

あんまり単純すぎても面白みがないし、かといって作者の思いや時代背景を軽んずるような独創的すぎるアレンジも個人的には好きになれない。

曲を知らない人にも染み込みつつ、年配の人たちにもノスタルジーを感じてもらえるようでなくてはならない。

その辺のさじ加減が難しい。


大体、ミュージシャン同士の会話でもそういう話はよくあるのだが、最終的には、

「結局さあ、かっこよくないと何やってもダメなんだよね。」

「そう、かっこよければいいんだよ。」

「うん…、かっこよければね。」

というところに行き着くのだ。

音楽家というのは、具体性のない生き物である。

2017年1月15日日曜日

演奏初め

さて、今年の初夢はというと…。

職場の建物が立ち退きになって、なぜかコンビニになってしまう、という、何だか妙に現実的な夢であった。

悪い夢は、逆にいいことの予兆だという。

無意識に心に悩んでいることもきっとあるのだよ~。


さて、今年最初のライブは、レストラン「もでらあと」にて。

ゆったりと演奏できました。

夜もいいけど、もでらあとは昼間の雰囲気もいいものです。天窓から見える青空に、何だか時間が止まったような、ノスタルジーを感じるのでした。

来てくださった皆様ありがとうございました。

マスター曰く、いつもさっと食べてさっと帰ってしまうお客さんが、コーヒーをもう一杯注文した、とのこと。

ミュージシャンとしてはうれしい。じわっと効いてくるお褒めの言葉である。

さあ、今年はどんなことが待っているのか。

もうすでに7月までライブが決まりつつあります。

ひとつひとつ丁寧にこなしていきたいものです。

2017年1月3日火曜日

謹賀新年


あけましておめでとうございます。

旧年中は皆様には大変お世話になりました。

本年も、変わらぬご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。


今年は…、

「遊ぶように働き、働くように折り目正しい生活をする」

という目標を立てました。


新年早々真面目…、とバカにしないように。

お正月ぐらい自分のことを真面目に考えるもんです。


厳しく評価すれば、

もともと忙しかった生活がさらに忙しくなり、仕事が手につかず、そのことで焦って、逆に安心して生活が送れない、という悪循環な昨年でありました。

仕事にも遊びにもエネルギー・ロスが多く、どっち付かずなのはいかん!と思ったのであります。

忘れ物が多くなったり、人付き合いが犠牲になったりして、頑張りが周りには理解されないし、結果、損するのは自分なのだよね。


というわけで、堅苦しく仕事せずに、たのし~いことを考えてどんどんやっちゃいましょう!

休むときはきちんとけじめを付けて休みましょう。

というようなことでございます。


社会経験豊富な諸先輩方には、今更何を、と言われそうですが。


今年は、新しい発想のライブや、アルバム作品にも幾つか着手できそうです。

今まで以上に垣根を崩す方向で進めていきたいです。


もちろん、辛いこと、うまくいかないことは多々あるのだと思う。

でもそれを考え方一つで、楽しみに変えたり、またはきちんと腹に据えて、さらに力強い形で表現したりできる強かさを…、いやいや、ひょうきんさというべきか、そんなものを持ちたいと思う今日このごろであります。

video

新春の演奏初めは、「さくら」から。

楽器は、以前お土産に貰ったカザフスタンの「ドンブラ」という楽器…、のほんとにお土産っぽいやつです。

以上のようなコンセプトに合う演奏になったかどうか。


改めまして、2017年も丸山研二郎及び、その大切な音楽仲間たち、そして我が大切な家族ともども、どうぞよろしくお願いいたします。