2016年6月30日木曜日

雨やどりコンサート

兄が、先日演奏をさせていただいた浜松正晨寺「雨やどりコンサート」の模様を、YOUTUBEにアップしてくれた。

急きょ、音響を買って出て下さったPA柳沢さんの腕も加味して、とてもいい感じになっているので、ぜひ聴いて下さい。


鈴木麻美 「雨降り」


丸山研二郎 「春」



最近、「ゾーン」という言葉が、特にスポーツ界の話題として取り沙汰されている。

試合中などに、極度の集中状態に入って、緊張がなくリラックスしている時と同じか、またはそれ以上の実力が出せることを言うのだ。

流行り言葉みたいになってしまうと、せっかくの神秘的な世界も興醒めなのだが、もちろん音楽の世界でもそれは大いにある(天才ピアニスト、キース・ジャレットもインタビューの中でゾーンについて話していた)。


この日のライブでは、いいゾーンに自分は入っていたと思う。

まあ、もともと持っている実力が大したことはないので、映像を観ていただいても、いつもこんな感じじゃないの?と思われるかも知れないが、とにかく、そうだったのだ。

アドリブでは今まで弾かなかったフレーズが沢山湧いてきたし、まず自分の演奏を愉しむことが出来た。

スポーツでは勝ち負けが歴然とあるので、どうだ見たことか!と言えるのだが、音楽ではそれがない…。

所詮好みの問題になってしまうところが何とも歯がゆい。


なんてね。

他にも4曲上がっています。

自己満足の類だと思って、ご笑覧下さい。

2016年6月10日金曜日

空の灯発売

新しいアルバム「空の灯」、6月5日に発売しました!

パチパチ!

というのは、以前にも書いたように、今回の作品はひょんなご縁から「オフィス・サンビーニャ」というレコード会社からリリースしていただけることになったのだ。

いわゆるワールドミュージック専門のレーベルである。

世界中の音楽の輸入販売の他に、録音や作品プロデュースも手掛けているということだ。


実は、僕は何年か前に、この会社の独自レーベルである、「ライス・レコード」のサンプル版を貰っていた。強烈にマニアックな、民族音楽の宝庫だった。

これは東京に住んでいる僕の高校時代の友人がくれたのだ。

彼は、学芸員の仕事をしていて、音楽評論家の故・中村とうよう氏の所蔵展(だったかな?)を企画した際に、とうよう氏を通じて、このレーベルの人たちと知り合いになり、今でも親しくしているそうだ。

で、現在、静岡で今回のアルバムの録音をした際、そのスタジオのエンジニア・Tぼいさんが、偶然にもサンビーニャとつながりがあり、紹介してくださったので、このような運びになったわけである。

まったく関係のないところから、2つのご縁を持ったのであった。

東京の方でも、「今回、静岡のこういう人のCDを扱うんだけど…」「え?その人よく知ってます(笑)」という会話があったらしい。

ありがたい話である。


僕が、ついこの間まで至極ハマっていたサハラのバンド「ティナリウェン」も、よくよく見ると、サンビーニャが日本に紹介したのであった。

その他、商品のラインナップを見るだに、足がすくむようである。

同じ、ウェブ上に自分の作品が並んでいる…、というだけでも光栄の至り。


せっかくのご縁を不意にしないよう、がんばっていきます。

2016年6月7日火曜日

センセンチ20周年

市内のギャラリー「sensenci(センセンチ)」が、20周年を迎えた。

静岡大学の美術科出身の人間は、結構いろいろな形でお世話になっている。

僕もそのようなところの出身なのだが、在学中はあまり真面目とは言えなかったので、ご縁が出来たのは、実は卒業してしばらく経ってからであった。


妻も、そこで彫刻の個展を企画したり、今は、家族ぐるみでお付き合いさせていただいている。


そしてオーナーのアキラさんは、なぜか踊っているのだ。

なぜか…、というところがミソなのだが、知っている人にしか面白くないので、詳しい事はここでは省く。とても個性的で面白い方だ。

僕が静岡のコミュニティ・ダンスの活動「ダンス王国」にかかわるようになって、よりお付き合いが深くなった。


今回、20周年記念の「たまご展」という企画の中で、ライブをさせていただいた。

梅雨入り直前の、明るい小雨が降る中、最後にダンスチーム「中庭」という名前で、文字通り中庭で、オーナーのアキラさんと数名による、ダンスパフォーマンスが行われた。

その合わせる曲として、唱歌「椰子の実」を、僕は頼まれて演奏した。

とてもいい曲だ。

(静岡市清水区で12時の合図に街頭スピーカーから流れるやつである。局地的な話でゴメンナサイ。)

センセンチから巣立っていった作家たちが、また違う土地に流れ着いて、そこで芽を出している。そんな雰囲気を表現したい、とのことであった。

その実を拾った者は、異国からきたアーティストにある憂いを持って接するわけだが、案外、本人は飄々と流れていたりもするのだ。


僕も頑張っていいミュージシャンになりたいです。

アキラさん、奥さんのケイコさん。いつもありがとう!



「椰子の実」
 
名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
 
故郷の岸を 離れて
汝(なれ)はそも 波に幾月


旧(もと)の木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
 
われもまた 渚を枕
孤身(ひとりみ)の 浮寝の旅ぞ


実をとりて 胸にあつれば
新なり 流離の憂い

海の日の 沈むを見れば
激(たぎ)り落つ 異郷の涙


思いやる 八重の汐々
いずれの日にか 国に帰らん

2016年6月6日月曜日

Stand on Two legs

エディ・ヴェダーが好きだ。

パール・ジャムのボーカルである。

高校の時、何となく買ったCDが「Live on two legs」というライブ盤であった。

なぜかわからないがいつの間にか、心が深く落ち込んだ時、このCDを引っ張り出して聴く癖がついた。

今まで幾度となく、救ってもらってきた一枚である。


じゃあ、いわゆるクランジとかオルタナティブロックなどが好きなの?といわれると、ほとんどそういうことはない(嫌いじゃないけどね)。

その一枚のライブアルバムが妙に好きなのだ。


90年代の少年たちの、誰にも伝えられなかった心の痛みみたいなものは、今思えば自分にもあった。

その音に包まれていると、苦しくも、その裏側に隠れていて、それでもやっていけるような気にさせてくれるのかも知れない。


今?別に落ち込んでいるから書いてるわけじゃないですよ。

そんなことも時々あるという話。