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ユニット名は…?

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先日、「丸山研二郎&原口朋丈」で初めてLIVEHOUSE UHUの通常ブッキングライブに出演しました。 他の出演者を目当てに来たお客さんも、丁寧に僕達のライブを聴いてくださった。 皆様、ありがとうございました! セットリストは、 1 大爆発の歌 2 Green Sleeves 3 河の水 4 宵山 5 マザー 6 しらさぎの歌 アンコール 枯葉 1、5は、ホームレス経験者のダンスグループ「ソケリッサ!」の公演のために作ったもの。 3、6は僕のオリジナルでソロでも歌っているものを、今回太鼓と篠笛と合奏できるように改造した。 4は原口くんのオリジナルで、普段は和太鼓と笛のみで演奏しているが、僕との時はギター+篠笛になる。夏のお祭り時期の情景を歌ったようなきれいな曲。 これから、段々と出演頻度を上げていきたいと思っている。 実は、原口くんが和楽器ユニットで親善大使として海外演奏に赴く前、僕たちは同じようにディオで演奏していた。 その時は、ふたりで「つきよたけ」という名前だったのだ。 つきよたけとは、夜中に光るあやしい毒きのこの名前である。 当時はちょっと毒っぽい音も出していたのかしら。 今は、「紅葉(もみじ)」などを演奏して二人で喜んでいるので、まあ毒とは縁遠いのだ。 いつからか、バンド名・ユニット名というのをつけなくなった。 アルバム・空の灯を録音したメンバーの「空の灯音楽隊」は久しぶりに名前を付けたのだが、これはいろんな表現者に出入りしてもらいたいと思って作った“部屋”の名前なので、このメンバーが全員揃わないといけない、というものではない。 じゃあ、二人でも空の灯音楽隊でいいんじゃないの…、と思うときもあるが、流石に二人は少ないでしょ。 何人から音楽隊と呼ぶのか、定款に定めなくては。そんなものはありません。

多数決

ドラッグストアに「ウエルシア」ってありますよね。 自分も周りの人も「ウェルシア(エが小さい)」と呼んでいる。 ある時、職場の、ちょっと頼りないというか、みんなにからかわれがちな男の子がいつも「ウエルシア(エが大きい)」と言っていたので、僕と何人かで「えー、ウェルシアだよね。読み方違ってるんじゃない?」とからかっていた。 その場にいる全員が「そう、ウェルシアだよ。」と同意していたので、彼も「そうか~、ウェル(エが小さい)だったんだね。」と納得していた。 しばらくして、用事でそのドラックストアに行き、店内放送のテーマソングみたいなのを聞いていると、なんと「みんなが集まるウエルシア~♪(エが大きい)」と言っているではないか。 なんということだ。 彼ひとりが正しかったのだ。 何となく職場の中で強い発言力がないというだけで、みんなに押し込められてしまった彼の正しさ。 きっと世の中はそんなことばかりなのだろう。 少数が力なく主張する正しい意見が、間違ったことを正しいと思い込んだ大衆にバカにされ、逆に間違ったこととして葬られていくのだ。 機会があったら、彼に謝らなくては。 ウエルシアのみなさん、変な話に使ってごめんねー。

編曲作業折り返し

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静岡県郷土唱歌編曲。 やっと上巻14曲のアレンジを譜面に。 といっても、まずはこれをメンバーに見てもらい、その後、実際のアンサンブルでどうなるかを考えて行くわけだから、まだまだこれからだ。 下巻14曲はまだ手付かず。 大変だけど、編曲っていう作業は結構好きなんだな。 モチーフを引き立てるための絵画的な作業というのか、全体を空想していくというのか。 今晩のおいしい献立を考えるのにも、近いかもしれないね。 知らない間に子どもに落書きされたりしながらの、奮闘努力である。 ところで、この曲たちは戦前の静岡の情景を歌ったものだ。 郷愁を誘うような情景豊かな曲が多いが、中にはちょっとだけ、戦時中の兵隊さんや、体制についてうたった歌詞もある。 別に軍歌ではないし、戦争の良し悪しを明確にしたものではないので、そんなに深く気にするものでもないと思うが。 社会が何となく(部分的には強烈に)右傾化する今日このごろ。 何となくぎくしゃくと心に引っかかるニュースや情報とリンクする。 自分としては、古い地元の写真をめくっていくような気持ちで歌詞を読みながら、当時から脈々と続く、あるいは変化する景色と、人間の行いについて考えるきっかけになった。 結局、守らなければいけないものは、歌に描かれるような美しい自然と、こういった唱歌を朗らかに歌う子ども達だと思うのだ。 きざったらしいまとめ方でごめん。