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元気ライブ2017

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何だか物凄いパワーと個性のコンサートだった。 作業所連合会「わ」の西部地区主催「元気ライブ2017」にお誘いを受け、演奏に行ってきました。 とても楽しく演奏させて頂きました。お客様、スタッフの皆様、ありがとうございました! 僕達の他には、障がいを持った方の事業所が企画するバンドが主に出演。 当事者の皆さんと、職員さんとが同じステージに立ち、パフォーマンスに取り組む。 ふたつの対象的な事業所が出演し、 ひとつはお菓子作りや内職などをきちっきちっと細やかに支援するいわゆる作業所。 もうひとつは全国的にも有名な、アート活動に取り組む自由な気風の事業所。 それは音楽性にも現れていて、前者は、皆がよく知っている有名な曲を、ダイナミズムや決まりのメロディはきちんと職員さんが主導権を握りながらエンターテイメントに努めているのに対し、 後者は、前衛的な語りと身体表現、毒々しい言葉もあり、誰が主導というのではなく即興も楽しんでいるようだった、いや、そもそもアンサンブルしない…?という感じ。 そのどちらも、メンバーはとても活き活きと演奏しているように見えた。 そしてそのどちらにも、あの…、どうやって音楽作ってらっしゃるんですか?と1時間ぐらい質問したかった。 中部地区でも頑張っていかないとね。

郷土唱歌CD発売記念ライブ

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静岡の郷土唱歌を編曲しないかという依頼を受けてから、もう1年ほど。 唱歌集「静岡県郷土唱歌」の全28曲を編曲・録音し、T2オーディオレーベルよりCDを発売。 そして、ついに!レコ発ライブを無事行うことが出来ました。 まずは、ライブに来てくださった皆様、関わってくださったスタッフの皆様、ありがとうございました! いやー、大変だったけど、本当にいい経験になりました。 郷土の歴史などの豆知識をMCではさみながら、出演の都合で抜いた2曲をのぞく、26曲を唱歌集の順番通り淡々と演奏したわけだが、まさに「初演」という言葉がふさわしい発表会であった。 つまり正直なところ、メンバー一同緊張したり、まだこなれていなかったりしてふわふわとした感じだったのだ。 第一回目にしか味わえないその雰囲気は、ある意味貴重だけれど。 改めて考えてみると、ぼんやりと捉えどころのない戦前という時代の、教育を目的とした生真面目な曲たちと、自分の様々なジャンルに触手を伸ばした編曲とが反応して、妙に不思議な唱歌が出来上がってしまったように思う。 僕達の小さな小さな郷土には、色とりどりの愛すべき景色が数限りなくある。 その土地土地に漂っている情感を、演奏によって表してみた結果だった。 そうそう、最近、古い白黒の写真や映像に色を付けるという活動があるが、まさにそんな雰囲気だ。 余分なこと…、と捉えてしまえばまさにそのとおりかもしれない。 でもそれによって見えてくる、リアルな現代と過去のつながり、というものもあるだろう。 録音も終えてから、実は「静岡県郷土唱歌」にはピアノ譜が存在していたことを知った。 小学校の先生が弾くための、ごくごく唱歌らしい伴奏であった。 それは本当の白黒写真で、まさに資料として大切にしなければならないものだと思う。 今の世の中は、文化も常識もどんどん移り変わっていって、おばあちゃんの知恵袋は迷信に、親の意見と茄子の花は、どうもきれいに咲かなくなってしまった。 うちの子は2歳になるが、まだ舌っ足らずで、咲いた咲いたチューリップの花がー、を 「ぴっぴっぽーのはだがー」と一生懸命歌っている。 せめて、おじいちゃんもおばあちゃんも、僕達も、子ども達も、みんなにこに