新年のご挨拶と2017まとめ

あけましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になりました。

まずはお客様に。
そして、僭越なる音楽に華を添えてくださった舞台や会場のスタッフの皆様。
大切な音楽仲間たち。
支えてくれる家族や友人たちに感謝したいです。

という投稿がすでに9日。
遅くなりすみません。

新年一発目に謝るのも何ですが、すでに音楽活動は始動しており、とても前向きに進んでいます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年は…、
どんなことがあったかなと思ってコンサートの記録を見ていると、意外にもライブは30本ほどでした。
平均すると月2~3本のペースかな。

一時期からしたら随分減ったと思います。
県外も、一度東京へ行っただけでした。

が、この妙な“乗り切った感”はなんでしょうか。

きっといろいろあったのです。
他人事みたいですが、「おい頑張ったな。」と自分の肩を叩いている違う自分がいるような気持ちです。


今年は、和楽器奏者・原口朋丈氏とのデュオで沢山ライブをさせてもらいました。

「和太鼓・パーカッション・篠笛」と「ギター・声」の2つの相反する音色を、いかにお互いの良さを殺さずに、さらにこの組み合わせでなければ出来ない音楽に作り上げるか、が課題でした。

セッションを重ねて、ギターの繊細さを損なわず、そして和楽器の迫力も感じられる、幻想的な音楽に近づいていると思います。


そして、大切な音楽仲間で友人でもある「NolenNiu-de-Ossi(ノレンニゥー・デ・オッシ)」との企画「おとぎ話ツアー」では、三味線をフューチャーした彼らの音楽と、僕達とで、偶然にも非常に珍しい、和楽器に焦点を当てた音楽イベントが出来上がりました。

来年の公演も密かに企画中です。乞うご期待。



昨年末、T2オーディオの坪井氏からオファーを受け、取り掛かっていた、唱歌集「静岡県郷土唱歌」全28曲の編曲を完成。CD化しリリースすることが出来ました。

これは長い仕事だった。


音源もなく、今ではほとんど歌われていない音楽の譜面から、伴奏や前奏、間奏などをすべて作り、その上でほどよく郷愁を感じさせつつ、かといって「唱歌」の本分をわきまえたアレンジに仕上げる…。

それを28曲。という気の遠くなるような作業でした。


録音に参加してくれた空の灯音楽隊のメンバーと共に、レコ初が出来ました。

メンバー一同緊張していたらしく、第一曲目は僕が一人で歌い出すはずだったのに、いきなりコーラス全員が歌い出しちゃうという。僕は横目で、おや?おや?と思いながらも一緒に歌っておりました。

まあ、今だから言える裏話です。

まさに初演らしい緊張した演奏だったけど、楽しかった。



そして何と言っても、「空の灯音楽隊」のLIVE Vol.2を仲間たちとともに行えたことはとても大きかったです。

まだまだ内容的には稚拙ながら、音楽隊のライブの一つの方向性を描くことが出来たと思います。もちろん、そこに固執するつもりはありませんが、次回はもう一歩深まったものをお届けできるよう、勉強していきたいです。

詳しい内容は、先日投稿した朗読のテキストとYouTubeで御覧ください。

前回投稿
http://kenjiromaruyama-ongakuzakki2.blogspot.jp/2017/12/live-vol2.html




ライブ自体の数は少なかったけれど、ひとつひとつが自分にとっては印象深いものでした。

お客様にとってもそうであったらいいな、と振り返っています。


さて、今年はどんな一年になるでしょうか。

今年のちょっとした目標。

「壁を作らない」

子供の頃、母親が突然僕のために「協調性」というコンピレーションCDを買ってきたことがあります。

そんなに協調性が無かったのかしら。

確かに、学校や子供会の行事とか嫌いだったし、積極的な方じゃなかったけど。

そんな話を妻にしたら、「今は協調性のかたまりじゃん。」と笑われました。

実は、恥ずかしがり屋で人に頼れないし、結構壁作ってんだよね、と思い、今年の目標はこういうことにします。

その協調性というCDは、まだ実家の棚にあります。
ですが中身はどこかに行ってしまい、ケースだけです。

協調性は必要なくなったのかもしれませんね。

一曲目はガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」でした。
それから僕はこの曲が好きです。

Rhapsody in Blue
https://www.youtube.com/watch?v=_kIpr6nSvjI

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